2012年03月01日
陶板完成!
先月2月16日に行われた、
「石からのあいさつファイナル〜曲川小学校ワークショップ〜」。
そのときに曲川小学校4年生が作った陶板が岩尾磁器で先日焼き上がり、一枚の作品となりました。
生徒たちが気持ちを込めて作った陶板を、お世話になった岩尾磁器の職員さんと一緒に一枚、一枚、さらにまた一枚…と貼り合わせて完成!
←画像をクリック♪したら拡大します
呉須の青色は有田と雄勝の空の色。
その呉須には雄勝硯を砕いて混ぜ、有田の空と雄勝の空とが繋がっていることを表しています。そして、その空には生徒たちのメッセージが刻まれています。
完成した陶板は翌日曲川小学校4年生へお披露目。
←画像をクリック♪したら拡大します
自分のメッセージ、あった?
片岡所長はその足で東北へ。
3月4日に宮城県石巻市で行われる石巻大街道復興祭へ参加後、雄勝町へお届けする予定です。そのときの様子も後日報告いたします。
なおワークショップの様子は曲川小学校学校だより「みどりの風 38号」にも紹介されています。
http://magarikawa.town.arita.saga.jp/01%20koutyousitu/H23/2_3.pdf
「石からのあいさつファイナル〜曲川小学校ワークショップ〜」。
そのときに曲川小学校4年生が作った陶板が岩尾磁器で先日焼き上がり、一枚の作品となりました。
生徒たちが気持ちを込めて作った陶板を、お世話になった岩尾磁器の職員さんと一緒に一枚、一枚、さらにまた一枚…と貼り合わせて完成!

呉須の青色は有田と雄勝の空の色。
その呉須には雄勝硯を砕いて混ぜ、有田の空と雄勝の空とが繋がっていることを表しています。そして、その空には生徒たちのメッセージが刻まれています。
完成した陶板は翌日曲川小学校4年生へお披露目。


片岡所長はその足で東北へ。
3月4日に宮城県石巻市で行われる石巻大街道復興祭へ参加後、雄勝町へお届けする予定です。そのときの様子も後日報告いたします。
なおワークショップの様子は曲川小学校学校だより「みどりの風 38号」にも紹介されています。
http://magarikawa.town.arita.saga.jp/01%20koutyousitu/H23/2_3.pdf
2012年02月21日
石からのあいさつ ファイナル
※写真は全てクリックすると拡大します。
以前、ご案内した「石からのあいさつ ファイナル」。
先週2/16(木)に曲川小学校において開催されました。
当日は光画デザイン代表で肥文研の研究員でもある古賀義孝研究員、
そして岩尾磁器工業取締役岩尾匡氏を講師に、曲川小学校4年生を対象に行われました。
生徒たちがチャレンジするのは…
雄勝へのメッセージを掘った10cm×10cmの陶板を45枚作り、
それを組み合わせて50cm×90cmの1枚の作品を作るというもの。
そして、その作品のテーマは「空」。
有田の空、そして雄勝の空。遠く離れてはいるけど繋がっている空。
そのことに思いを馳せながら、みんなで1枚の作品を作っていきます。
詳しくは古賀研究員のブログに載ってます。
そちらも参照にして頂ければ、より楽しんで頂けると思います
http://tblog.stylestore.allabout.co.jp/blog/S00015/110520135398/
まずは校庭へ出て空を見ます。

ちなみに当日の空は快晴

陶板に鉛筆で下書きを。
五寸釘でメッセージを刻みます。
砕かれ粉状になった雄勝硯が呉須に混ぜられています。
いよいよ呉須を陶板に塗っていきます。
このようになりました。
どんな焼き上がりになるか楽しみですね

授業の感想を発表する生徒。
有田ケーブルテレビの取材も受けました。
生徒たちが作った陶板は今月下旬に焼き上がり、
来月に当研究所の片岡所長と古賀研究員らが宮城県石巻市へお届けします。
この様子も後日報告いたします。
今回「石からのあいさつ ファイナル」は、
曲川小学校の皆様、
岩尾磁器工業の皆様の御協力のおかげで開催することができました。
肥前地域文化研究所研究員一同、厚く御礼申し上げます。
なお、当日の様子は…
2/18(土)付けの佐賀新聞、
そして有田ケーブルテレビ「ニュース11」でも紹介されています。
佐賀新聞の記事:
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2139536.article.html
有田ケーブルテレビ「ニュース11」放送時間:
11:30 15:00 19:30 23:00
※2/21(火)から1週間放送予定。
2012年02月14日
夏の曲川小学校出前講義報告
前回も報告した、あさって16日の木曜に行われる
「石からのあいさつ ファイナル」。
宮城県石巻市雄勝町へおくる陶板をつくるワークショップですが、
今回も曲川小学校4年生に陶板をつくってもらいます。
そこで、昨年9月1日に「石からのあいさつ vol.1」に先駆けて行われた曲川小学校での肥文研研究員による出前講義(?)の模様を報告します(子供たちの服装が…大変遅くなり申し訳ありません
)。
まずは片岡所長が東日本大震災のこと、
そして自らの現地へ行って、実際に目で見て、そして感じてきたことを説明しました。
次に高木研究員が伝統工芸について、
そして雄勝の硯について説明しています。
←写真をクリック!
真剣な表情で話を聞く生徒たち。
←写真をクリック!
そして優和恵研究員が、日本人の日常だった硯で墨をすること、
墨と筆で文字を書くことについて説明しています。
←写真をクリック!
実際に硯を持ってみました。普段使うのより大きめの硯でしょうか。
←写真をクリック!
このときに「石からのあいさつ vol.1のワークショップ」でどんな言葉を書くのか、事前に考えておくように宿題をだしました。
そして当日、書き上げた作品を高々と掲げて…
←写真をクリック!
自分たちで考えた言葉は…
←写真をクリック!
この子供たちが、2/16(木)に
「石からのあいさつ ファイナル」で石巻市へ送る陶板を作ります。
詳しくは、古賀研究員のブログもご覧ください。
http://tblog.stylestore.allabout.co.jp/blog/S00015/110520135359/
当日の様子は後日、あらためて報告いたします。
「石からのあいさつ ファイナル」。
宮城県石巻市雄勝町へおくる陶板をつくるワークショップですが、
今回も曲川小学校4年生に陶板をつくってもらいます。
そこで、昨年9月1日に「石からのあいさつ vol.1」に先駆けて行われた曲川小学校での肥文研研究員による出前講義(?)の模様を報告します(子供たちの服装が…大変遅くなり申し訳ありません

まずは片岡所長が東日本大震災のこと、
そして自らの現地へ行って、実際に目で見て、そして感じてきたことを説明しました。
次に高木研究員が伝統工芸について、
そして雄勝の硯について説明しています。

真剣な表情で話を聞く生徒たち。

そして優和恵研究員が、日本人の日常だった硯で墨をすること、
墨と筆で文字を書くことについて説明しています。

実際に硯を持ってみました。普段使うのより大きめの硯でしょうか。

このときに「石からのあいさつ vol.1のワークショップ」でどんな言葉を書くのか、事前に考えておくように宿題をだしました。
そして当日、書き上げた作品を高々と掲げて…

自分たちで考えた言葉は…

この子供たちが、2/16(木)に
「石からのあいさつ ファイナル」で石巻市へ送る陶板を作ります。
詳しくは、古賀研究員のブログもご覧ください。
http://tblog.stylestore.allabout.co.jp/blog/S00015/110520135359/
当日の様子は後日、あらためて報告いたします。
2012年02月12日
石からのあいさつ 再び
昨年9月、10月と二回にわたり行われた「石からのあいさつ」。
あれから数ヶ月が経ちました。
その間肥文研はブログで報告した以外にも、片岡所長をはじめ各研究員が福岡・佐賀・長崎と各地で震災写真展を開いたり雄勝硯を販売したりと地味に地道にコッソリ(?)と活動を続けていました(レジスタンスみたい
)。
東北へのお手伝い、雄勝硯へお手伝い、
その思いは現在でもわれわれ肥文研の活動の源の一つであります。
そして今月、「石からのあいさつ」を三たび行います。
今回は曲川小学校でのワークショップ。
協力してもらうのは、
「石からのあいさつ vol.1」で参加してもらった曲川小学校4年生。
この生徒たちに雄勝へのメッセージを陶板にして雄勝町へおくります。
その陶板を提供して頂いたのは有田を代表する企業のひとつである岩尾磁器工業。この計画を提案したところ、アッというまに準備して頂きました。
そして、ワークショップを指導するのは光画デザイン代表の古賀義孝研究員と岩尾磁器工業の岩尾匡氏。
生徒たちの思いからどのような陶板ができあがるのか、楽しみです。
ひさしぶり!
あれから数ヶ月が経ちました。
その間肥文研はブログで報告した以外にも、片岡所長をはじめ各研究員が福岡・佐賀・長崎と各地で震災写真展を開いたり雄勝硯を販売したりと地味に地道にコッソリ(?)と活動を続けていました(レジスタンスみたい

東北へのお手伝い、雄勝硯へお手伝い、
その思いは現在でもわれわれ肥文研の活動の源の一つであります。
そして今月、「石からのあいさつ」を三たび行います。
今回は曲川小学校でのワークショップ。
協力してもらうのは、
「石からのあいさつ vol.1」で参加してもらった曲川小学校4年生。
この生徒たちに雄勝へのメッセージを陶板にして雄勝町へおくります。
その陶板を提供して頂いたのは有田を代表する企業のひとつである岩尾磁器工業。この計画を提案したところ、アッというまに準備して頂きました。
そして、ワークショップを指導するのは光画デザイン代表の古賀義孝研究員と岩尾磁器工業の岩尾匡氏。
生徒たちの思いからどのような陶板ができあがるのか、楽しみです。

2011年09月27日
有田ケーブルテレビにて
9月3・4日に行われた「石からのあいさつ」。
そのときの模様は先日9月20日にNHK佐賀放送局の「ニュースただいま佐賀」のCATVネットワークにて放送されました。
が、今週、有田ケーブルネットワーク制作の有田・山内の情報番組「ぶーたん倶楽部」でも紹介されています。
「行っとらんけど、どがんことば、しよらしたとやろうか?」
「行きはしたけど、ほかには何ば、しよらしたとやろうか?」
「あんとき、見そびれたとよね〜」
曲川小学校4年生や保育園児のワークショップにチャリティーマーケットの様子、そして所長・片岡のこのイベントへの想いなどが紹介されています。
ぶーたん倶楽部の放送時間は…
(1)9:00〜 (2)12:30〜 (3)17:00〜 (4)20:30〜
となっています。
有田町・山内町のみになりますが、今週いっぱい放送されますのでぜひご覧ください。

そのときの模様は先日9月20日にNHK佐賀放送局の「ニュースただいま佐賀」のCATVネットワークにて放送されました。
が、今週、有田ケーブルネットワーク制作の有田・山内の情報番組「ぶーたん倶楽部」でも紹介されています。
「行っとらんけど、どがんことば、しよらしたとやろうか?」
「行きはしたけど、ほかには何ば、しよらしたとやろうか?」
「あんとき、見そびれたとよね〜」
曲川小学校4年生や保育園児のワークショップにチャリティーマーケットの様子、そして所長・片岡のこのイベントへの想いなどが紹介されています。
ぶーたん倶楽部の放送時間は…
(1)9:00〜 (2)12:30〜 (3)17:00〜 (4)20:30〜
となっています。
有田町・山内町のみになりますが、今週いっぱい放送されますのでぜひご覧ください。

タグ :石からのあいさつ
2011年09月10日
美味しい紅茶を飲んでほしくって…
先日行われました「石からのあいさつ」。
初日の西尾結子ピアノコンサートでご来場の方全てに飲んで頂いた紅茶、
あれは肥文研研究所員・松尾製茶工場が茶葉から丹念に育て作り上げた佐賀県嬉野産の紅茶でした。
そして、お茶請けのお菓子は同じく研究員の草加屋が今回のイベントのために開発した新商品のお菓子、「お墨付き」でした。
この紅茶にデザイン担当の古賀がパッケージをデザインし、
パッケージの中には優和恵が鍋野和紙に一枚一枚手書きしたメッセージ(というか想い)を同封し、販売しています。

肥文研ブランドの紅茶

硯型お菓子と墨型お菓子(試作品)
Q.なぜ肥文研で紅茶販売か?
A.そこに紅茶をつくる熱い男がいたからさ…
と、いうのはさておき、
肥文研の目的にまず震災復興の支援。
そして各地に根付いている伝統産業復興の支援があります。
嬉野は県内、いや九州有数のお茶どころです。しかし消費者ニーズの多様化により…ゴニョゴニョ……
そんな中嬉野茶は今まで培って来た伝統の技術を活かして、新たな商品(=嬉野紅茶)を開発し、お客様に喜んでもらおうとしている。
その想いを多くの人に知ってもらいたくて肥文研で紅茶販売を行っています。
この紅茶は、明日9/11(日)〜9/19(月)まで炎の博記念堂で行われる「有田現代アートガーデンプレイス」でも展示販売しています。
このイベントには前回お知らせした通り肥文研からも片岡所長と優和恵、古賀両研究員が参加します。
ぜひ、お越し下さい!
初日の西尾結子ピアノコンサートでご来場の方全てに飲んで頂いた紅茶、
あれは肥文研研究所員・松尾製茶工場が茶葉から丹念に育て作り上げた佐賀県嬉野産の紅茶でした。
そして、お茶請けのお菓子は同じく研究員の草加屋が今回のイベントのために開発した新商品のお菓子、「お墨付き」でした。
この紅茶にデザイン担当の古賀がパッケージをデザインし、
パッケージの中には優和恵が鍋野和紙に一枚一枚手書きしたメッセージ(というか想い)を同封し、販売しています。

肥文研ブランドの紅茶
硯型お菓子と墨型お菓子(試作品)
Q.なぜ肥文研で紅茶販売か?
A.そこに紅茶をつくる熱い男がいたからさ…
と、いうのはさておき、
肥文研の目的にまず震災復興の支援。
そして各地に根付いている伝統産業復興の支援があります。
嬉野は県内、いや九州有数のお茶どころです。しかし消費者ニーズの多様化により…ゴニョゴニョ……
そんな中嬉野茶は今まで培って来た伝統の技術を活かして、新たな商品(=嬉野紅茶)を開発し、お客様に喜んでもらおうとしている。
その想いを多くの人に知ってもらいたくて肥文研で紅茶販売を行っています。
この紅茶は、明日9/11(日)〜9/19(月)まで炎の博記念堂で行われる「有田現代アートガーデンプレイス」でも展示販売しています。
このイベントには前回お知らせした通り肥文研からも片岡所長と優和恵、古賀両研究員が参加します。
ぜひ、お越し下さい!
2011年09月06日
感謝
あらためて、あいにくの天気にかかわらずご来場いただき、ありがとうございました。
また、このイベントに出展してくださった各店舗の皆様、
コンサートで素晴らしい演奏を披露してくださった西尾さんご夫妻、
ワークショップに参加してくださった曲川小、ルンビニー幼稚園の皆様、
体育祭を控えながら参加してくださった有田工業高校吹奏楽部の皆様、
そして、その他にも協力してくださったたくさんの皆様、
本当にありがとうございました。

二日目のくわしい様子はコチラ
ちなみに、二日目の優和恵の書パフォーマンスと園児のワークショップに使われた墨。
朝から研究所員と有工吹奏楽部の生徒たちとでエッチラオッチラ擦ってつくったものです。
あの20mもの大作の書は、これからの未来を担う高校生や園児の力を結集して作り上げたものでもあるのです。



さて、「石からのあいさつ」はこれで終わりではありません。
今冬には今回を発展させた形で行いたいと思いますので、皆様が共に感じた想いを忘れないでいてください。
また、9/11(日)から同じ炎の博記念堂で行われる「有田現代アートガーデンプレイス」。
こちらでも片岡所長と優和恵、古賀両研究員が参加しますので、ぜひ足をお運びください。
また、このイベントに出展してくださった各店舗の皆様、
コンサートで素晴らしい演奏を披露してくださった西尾さんご夫妻、
ワークショップに参加してくださった曲川小、ルンビニー幼稚園の皆様、
体育祭を控えながら参加してくださった有田工業高校吹奏楽部の皆様、
そして、その他にも協力してくださったたくさんの皆様、
本当にありがとうございました。

二日目のくわしい様子はコチラ
ちなみに、二日目の優和恵の書パフォーマンスと園児のワークショップに使われた墨。
朝から研究所員と有工吹奏楽部の生徒たちとでエッチラオッチラ擦ってつくったものです。
あの20mもの大作の書は、これからの未来を担う高校生や園児の力を結集して作り上げたものでもあるのです。



さて、「石からのあいさつ」はこれで終わりではありません。
今冬には今回を発展させた形で行いたいと思いますので、皆様が共に感じた想いを忘れないでいてください。
また、9/11(日)から同じ炎の博記念堂で行われる「有田現代アートガーデンプレイス」。
こちらでも片岡所長と優和恵、古賀両研究員が参加しますので、ぜひ足をお運びください。
2011年09月03日
硯で墨を擦ってほしいので
いよいよ今日からに迫った「石からのあいさつ」。
日本一の硯産地である雄勝町を守ろうというのが大きな目的ではありますが、それが目的の全てではありません。
われわれが最近ほとんどしなくなった硯で墨を擦り、筆でものを書く。そうして日本の伝統産業を感じ、そして見つめ直す。それも目的。
そのように日本の伝統産業を感じながら、雄勝への想いを持ち続けてほしい。
そうした考えからのワークショップ。
まずは初日の9月3日(土)10:00〜
地元曲川小学校の四年生に雄勝硯で墨を擦り、想いを文字にしてもらいます。
生徒たちは最近授業で地元有田の産業について学習してきたそうです。それと先日、今回のワークショップに先立ち、肥文研の研究員が事前にレクチャーをしました。
そうしたことをふまえ、雄勝へのメッセージだけでなく、将来の自分へのメッセージなど、今考えてることを筆で書き留めてもらおうと思ってます。どのような作品ができるか楽しみです。そして、その作品は…。
そして9月4日(日)12:30〜
佐世保を拠点とする新進気鋭の書家(且つ肥前地域文化研究所研究員)の優和恵(ゆうわのめぐみ)が、長さ20mにおよぶ用紙に自由書の楽しさを伝える書のパフォーマンスを行い、その後には地元ルンビニー幼稚園の園児にも、20mの用紙に筆を使って自由に書いてもらい筆で書く楽しさを体験してもらいます。
子どもたちだけに、筆でものを書く楽しみを独り占めさせるのももったいないので、大人向けの企画もしています。写経をしながら心を落ち着けたり、筆を使って自分オリジナルのポストカードや木枠のインテリアを作ってみませんか?
写経とかポストカード作りとかは時間がなくてチョット…と思われる方にも、兎にも角にもやってほしいのが「墨を擦る」ということ。
普段の生活ではほとんど擦ることはなくなりましたが、せっかくの機会ですので。
ちなみに、墨を擦ると墨の臭いがアロマとしての効果があるそうで、最初聞いた時は「ふーん…
」てな感じだったんですが、実際やってみて墨の臭いを感じたときは「おぉ…これが…
」てなもんで、聞くとやるとでは大違いということを実感しました。
自分の家で滅多にすることがないことを、ここでは体験できます。
チョイと遊びに来てくださいね。
come on!
クリックしてね
日本一の硯産地である雄勝町を守ろうというのが大きな目的ではありますが、それが目的の全てではありません。
われわれが最近ほとんどしなくなった硯で墨を擦り、筆でものを書く。そうして日本の伝統産業を感じ、そして見つめ直す。それも目的。
そのように日本の伝統産業を感じながら、雄勝への想いを持ち続けてほしい。
そうした考えからのワークショップ。
まずは初日の9月3日(土)10:00〜
地元曲川小学校の四年生に雄勝硯で墨を擦り、想いを文字にしてもらいます。
生徒たちは最近授業で地元有田の産業について学習してきたそうです。それと先日、今回のワークショップに先立ち、肥文研の研究員が事前にレクチャーをしました。
そうしたことをふまえ、雄勝へのメッセージだけでなく、将来の自分へのメッセージなど、今考えてることを筆で書き留めてもらおうと思ってます。どのような作品ができるか楽しみです。そして、その作品は…。
そして9月4日(日)12:30〜
佐世保を拠点とする新進気鋭の書家(且つ肥前地域文化研究所研究員)の優和恵(ゆうわのめぐみ)が、長さ20mにおよぶ用紙に自由書の楽しさを伝える書のパフォーマンスを行い、その後には地元ルンビニー幼稚園の園児にも、20mの用紙に筆を使って自由に書いてもらい筆で書く楽しさを体験してもらいます。
子どもたちだけに、筆でものを書く楽しみを独り占めさせるのももったいないので、大人向けの企画もしています。写経をしながら心を落ち着けたり、筆を使って自分オリジナルのポストカードや木枠のインテリアを作ってみませんか?
写経とかポストカード作りとかは時間がなくてチョット…と思われる方にも、兎にも角にもやってほしいのが「墨を擦る」ということ。
普段の生活ではほとんど擦ることはなくなりましたが、せっかくの機会ですので。
ちなみに、墨を擦ると墨の臭いがアロマとしての効果があるそうで、最初聞いた時は「ふーん…


自分の家で滅多にすることがないことを、ここでは体験できます。
チョイと遊びに来てくださいね。


タグ :石からのあいさつ
2011年09月01日
きっかけ(参)
われわれは有田での開催にあたり、写真を展示して有田の皆さんに現地の状況をお伝えする。ただそれだけでなく、有田でしかできないことはないかを考えました。雄勝町は600年を誇る硯の産地。有田町は400年を磁器の産地。作るものは違えども、「石」を原料にした産業。
雄勝は今回の地震と津波で甚大な被害を受け、雄勝硯という産業自体が存亡の危機にあります。そして、その伝統産業の灯を絶やさぬために懸命に頑張っている雄勝の人たちがいます。そんな雄勝の人たちに、遠く九州の片隅から少しでもお手伝いができればなぁ…。
それと同時に有田でも、子どもたちに今まで受け継いで来た有田焼という伝統産業を見つめ直し、これからの有田を考える機会になればなぁ…。
そんな想いを胸に抱きながら今回のイベントを企画し、準備を進めています。
今日、雄勝から硯が届きました。
実際に硯が届くと、「いよいよ!」という気になります。
何か準備に見落としがないか、ここ数日は気になりますね…
。


雄勝は今回の地震と津波で甚大な被害を受け、雄勝硯という産業自体が存亡の危機にあります。そして、その伝統産業の灯を絶やさぬために懸命に頑張っている雄勝の人たちがいます。そんな雄勝の人たちに、遠く九州の片隅から少しでもお手伝いができればなぁ…。
それと同時に有田でも、子どもたちに今まで受け継いで来た有田焼という伝統産業を見つめ直し、これからの有田を考える機会になればなぁ…。
そんな想いを胸に抱きながら今回のイベントを企画し、準備を進めています。
今日、雄勝から硯が届きました。
実際に硯が届くと、「いよいよ!」という気になります。
何か準備に見落としがないか、ここ数日は気になりますね…



タグ :石からのあいさつ
2011年08月30日
きっかけ(弐)
3月に起きた東日本大震災。
「どうにかしたい」との思いもありながらも「何をすべきか、何ができるか」が今ひとつ分からず、募金ぐらいしかできずにみんなが悶々としてたなか、いてもたってもいられず片岡は5月に東北へと向かいました。
そこで見た光景は彼の想像を絶するものばかり。カメラマンである彼ができるのはシャッターを押すことぐらいだったそうです。
そんな中、立ち寄ったのが宮城県石巻市雄勝町。
ご多分に漏れず目に入るのは瓦礫の山。そんな中、目に留まったは硯(すずり)の瓦礫の山でした。
東北から帰った片岡は雄勝町が日本有数の硯の産地で600年の歴史を誇ること。そして硯の山があった場所は津波の被害を受けた雄勝硯伝統産業会館跡地だったらしいというのを知ります。
ただでさえ硯で墨を擦るという機会が激減し、筆と墨と硯の文化というものが衰退してる中、このままでは雄勝硯という伝統産業自体が存続の危機であることを感じ取ります。
この状況をどうにかしたい。こう考えた片岡は東北で撮った写真を佐世保で展示します。
そして他の場所でも広く知ってもらいたい。その熱い想いは、高木(和菓子屋社長。後日主要研究員となる)を通じて有田の研究員に感染し、また一緒にやりたい「何か」が決まったのです(続く)。
えっ?まだ続くの!?
「どうにかしたい」との思いもありながらも「何をすべきか、何ができるか」が今ひとつ分からず、募金ぐらいしかできずにみんなが悶々としてたなか、いてもたってもいられず片岡は5月に東北へと向かいました。
そこで見た光景は彼の想像を絶するものばかり。カメラマンである彼ができるのはシャッターを押すことぐらいだったそうです。
そんな中、立ち寄ったのが宮城県石巻市雄勝町。
ご多分に漏れず目に入るのは瓦礫の山。そんな中、目に留まったは硯(すずり)の瓦礫の山でした。
東北から帰った片岡は雄勝町が日本有数の硯の産地で600年の歴史を誇ること。そして硯の山があった場所は津波の被害を受けた雄勝硯伝統産業会館跡地だったらしいというのを知ります。
ただでさえ硯で墨を擦るという機会が激減し、筆と墨と硯の文化というものが衰退してる中、このままでは雄勝硯という伝統産業自体が存続の危機であることを感じ取ります。
この状況をどうにかしたい。こう考えた片岡は東北で撮った写真を佐世保で展示します。
そして他の場所でも広く知ってもらいたい。その熱い想いは、高木(和菓子屋社長。後日主要研究員となる)を通じて有田の研究員に感染し、また一緒にやりたい「何か」が決まったのです(続く)。

タグ :石からのあいさつ
2011年08月30日
きっかけ
われわれ肥前地域文化研究所が今回の「石からのあいさつ」を開催するのは、所長の片岡が東日本震災後に東北地方を訪れたのがキッカケだったとは以前に記した通りです。
今日はそのキッカケをもうチョット詳しく記してみます。
我々は2年ほど前に一度、いっしょに仕事をさせてもらったことがあります。
場所は今回と同じ、有田町の炎の博記念堂。ギャラリー展示とコンサート。それぞれがアイデアを出し合い、とても楽しく仕事をさせて頂き、またいっしょに何かやりたいねと言っていました。
その後も時々顔を合わせることがあり、有り難いことにその都度その都度「またいっしょにやりましょうよ」と言って頂きました。
そういう風に言われてたら嬉しくなってヤル気になるのが人の常。よし、やってみようと思い、どんなことをしようかと思案中に知ったのが、片岡(前回登場済み。写真家。後日研究所所長になる)が東北を訪れて持ち帰った想いなのでした…(続く)。
続くの!?
今日はそのキッカケをもうチョット詳しく記してみます。
我々は2年ほど前に一度、いっしょに仕事をさせてもらったことがあります。
場所は今回と同じ、有田町の炎の博記念堂。ギャラリー展示とコンサート。それぞれがアイデアを出し合い、とても楽しく仕事をさせて頂き、またいっしょに何かやりたいねと言っていました。
その後も時々顔を合わせることがあり、有り難いことにその都度その都度「またいっしょにやりましょうよ」と言って頂きました。
そういう風に言われてたら嬉しくなってヤル気になるのが人の常。よし、やってみようと思い、どんなことをしようかと思案中に知ったのが、片岡(前回登場済み。写真家。後日研究所所長になる)が東北を訪れて持ち帰った想いなのでした…(続く)。

タグ :石からのあいさつ
2011年08月25日
石からのあいさつ 予告
葉月-25/2011
われわれ肥前地域文化研究所は基本理念に沿った伝統産業復興支援プロジェクトとして、以下のイベントを企画・実施します。
石からのあいさつ
日時:9/3(土)9:00〜21:00
9/4(日)9:00〜16:00
場所:炎の博記念堂 ホワイエ(佐賀県有田町)
内容:雄勝硯で墨を磨り、想いを文字にするワークショップ
被災地の写真展示やチャリティマーケット
ロビーコンサート など
宮城県石巻市雄勝町、
そこは600年の歴史を誇る硯の産地でした。
2011年3月11日、地域を襲った大津波のあと、
残されたのは硯の瓦礫のみ。
遠く離れた有田の地で、
この硯が私たちに教えてくれるものは何なのか。
雄勝の硯で墨を磨りながら、
同じ石の伝統産業を抱える街に生きる者として、
未来についてともに考えたいと思います。
〜石からのあいさつ チラシより


(画像をクリックしたら拡大します)
それは所長の片岡が東日本大震災発生後の
五月に東北地方を訪れたのが始まりでした。
彼が持ち帰って来た想いを研究所員が共有し合い、
このイベントが企画されました。
現在、われわれ研究所員は総力を挙げて、走り回っています。
もちろん、イッシーも転がり回っています。
ぜひとも足をお運びください。
お待ちしています。
タグ :石からのあいさつ