2011年08月30日
きっかけ(弐)
3月に起きた東日本大震災。
「どうにかしたい」との思いもありながらも「何をすべきか、何ができるか」が今ひとつ分からず、募金ぐらいしかできずにみんなが悶々としてたなか、いてもたってもいられず片岡は5月に東北へと向かいました。
そこで見た光景は彼の想像を絶するものばかり。カメラマンである彼ができるのはシャッターを押すことぐらいだったそうです。
そんな中、立ち寄ったのが宮城県石巻市雄勝町。
ご多分に漏れず目に入るのは瓦礫の山。そんな中、目に留まったは硯(すずり)の瓦礫の山でした。
東北から帰った片岡は雄勝町が日本有数の硯の産地で600年の歴史を誇ること。そして硯の山があった場所は津波の被害を受けた雄勝硯伝統産業会館跡地だったらしいというのを知ります。
ただでさえ硯で墨を擦るという機会が激減し、筆と墨と硯の文化というものが衰退してる中、このままでは雄勝硯という伝統産業自体が存続の危機であることを感じ取ります。
この状況をどうにかしたい。こう考えた片岡は東北で撮った写真を佐世保で展示します。
そして他の場所でも広く知ってもらいたい。その熱い想いは、高木(和菓子屋社長。後日主要研究員となる)を通じて有田の研究員に感染し、また一緒にやりたい「何か」が決まったのです(続く)。
えっ?まだ続くの!?
「どうにかしたい」との思いもありながらも「何をすべきか、何ができるか」が今ひとつ分からず、募金ぐらいしかできずにみんなが悶々としてたなか、いてもたってもいられず片岡は5月に東北へと向かいました。
そこで見た光景は彼の想像を絶するものばかり。カメラマンである彼ができるのはシャッターを押すことぐらいだったそうです。
そんな中、立ち寄ったのが宮城県石巻市雄勝町。
ご多分に漏れず目に入るのは瓦礫の山。そんな中、目に留まったは硯(すずり)の瓦礫の山でした。
東北から帰った片岡は雄勝町が日本有数の硯の産地で600年の歴史を誇ること。そして硯の山があった場所は津波の被害を受けた雄勝硯伝統産業会館跡地だったらしいというのを知ります。
ただでさえ硯で墨を擦るという機会が激減し、筆と墨と硯の文化というものが衰退してる中、このままでは雄勝硯という伝統産業自体が存続の危機であることを感じ取ります。
この状況をどうにかしたい。こう考えた片岡は東北で撮った写真を佐世保で展示します。
そして他の場所でも広く知ってもらいたい。その熱い想いは、高木(和菓子屋社長。後日主要研究員となる)を通じて有田の研究員に感染し、また一緒にやりたい「何か」が決まったのです(続く)。

タグ :石からのあいさつ
2011年08月30日
きっかけ
われわれ肥前地域文化研究所が今回の「石からのあいさつ」を開催するのは、所長の片岡が東日本震災後に東北地方を訪れたのがキッカケだったとは以前に記した通りです。
今日はそのキッカケをもうチョット詳しく記してみます。
我々は2年ほど前に一度、いっしょに仕事をさせてもらったことがあります。
場所は今回と同じ、有田町の炎の博記念堂。ギャラリー展示とコンサート。それぞれがアイデアを出し合い、とても楽しく仕事をさせて頂き、またいっしょに何かやりたいねと言っていました。
その後も時々顔を合わせることがあり、有り難いことにその都度その都度「またいっしょにやりましょうよ」と言って頂きました。
そういう風に言われてたら嬉しくなってヤル気になるのが人の常。よし、やってみようと思い、どんなことをしようかと思案中に知ったのが、片岡(前回登場済み。写真家。後日研究所所長になる)が東北を訪れて持ち帰った想いなのでした…(続く)。
続くの!?
今日はそのキッカケをもうチョット詳しく記してみます。
我々は2年ほど前に一度、いっしょに仕事をさせてもらったことがあります。
場所は今回と同じ、有田町の炎の博記念堂。ギャラリー展示とコンサート。それぞれがアイデアを出し合い、とても楽しく仕事をさせて頂き、またいっしょに何かやりたいねと言っていました。
その後も時々顔を合わせることがあり、有り難いことにその都度その都度「またいっしょにやりましょうよ」と言って頂きました。
そういう風に言われてたら嬉しくなってヤル気になるのが人の常。よし、やってみようと思い、どんなことをしようかと思案中に知ったのが、片岡(前回登場済み。写真家。後日研究所所長になる)が東北を訪れて持ち帰った想いなのでした…(続く)。

タグ :石からのあいさつ
2011年08月25日
石からのあいさつ 予告
葉月-25/2011
われわれ肥前地域文化研究所は基本理念に沿った伝統産業復興支援プロジェクトとして、以下のイベントを企画・実施します。
石からのあいさつ
日時:9/3(土)9:00〜21:00
9/4(日)9:00〜16:00
場所:炎の博記念堂 ホワイエ(佐賀県有田町)
内容:雄勝硯で墨を磨り、想いを文字にするワークショップ
被災地の写真展示やチャリティマーケット
ロビーコンサート など
宮城県石巻市雄勝町、
そこは600年の歴史を誇る硯の産地でした。
2011年3月11日、地域を襲った大津波のあと、
残されたのは硯の瓦礫のみ。
遠く離れた有田の地で、
この硯が私たちに教えてくれるものは何なのか。
雄勝の硯で墨を磨りながら、
同じ石の伝統産業を抱える街に生きる者として、
未来についてともに考えたいと思います。
〜石からのあいさつ チラシより


(画像をクリックしたら拡大します)
それは所長の片岡が東日本大震災発生後の
五月に東北地方を訪れたのが始まりでした。
彼が持ち帰って来た想いを研究所員が共有し合い、
このイベントが企画されました。
現在、われわれ研究所員は総力を挙げて、走り回っています。
もちろん、イッシーも転がり回っています。
ぜひとも足をお運びください。
お待ちしています。
タグ :石からのあいさつ